ある日、イラストレーターのトヨクラさんからメッセージが届きました。
なになに?アップリケと布小物のコラボ?!
なにやらとっても楽しそうな企画だったので、「ぜひ!」と即答し、ご一緒させていただくことにしました。
竹之内 久美子
2009年、息子のためにソーイングを始め、ベビー小物や子ども服、バッグ等の製作を楽しむ。
2019年、「お気に入りの布で日々の暮らしに彩りを」をテーマにnoono(ヌーノ)をスタート。イベント出店等の活動をしている。
毎日の暮らしの中にお気に入りの布があるだけで心地よい気分で過ごせます。
自分で手作りしたものなら、さらに愛着がわきお気に入りのアイテムになるでしょう。
食卓を彩るランチョンマットをキャンバスにし、可愛いアップリケを使って自分だけのものがたりを描いてみませんか。
●裏地付きのランチョンマット
・できあがりサイズ
たて 33cm x よこ 48cm
・材料
表布 たて 35cm x よこ 50cm
裏布 たて 35cm x よこ 50cm
B カッティングボード
C まち針
D クリップ
E ミシン糸
F 目打ち
G シャープペンシル
H ロータリーカッター
I 糸きりばさみ
J 裁ちばさみ
K 方眼定規
ここでは表布は綿オックス、裏布は綿ブロードを使用しています。
その他、リネンや綿麻、シーチングなどで代用することもできます。
表布・裏布ともに、110cm幅の布40cmで2枚作ることができます。
② 裁断
③ 縫製
④ アップリケ
① 水通し
綿やリネンは水分を含むと3〜5%ほど縮む性質があるため、あらかじめ縮ませる必要があります。
1. 大きめの桶に水をたっぷり張り、生地を1時間ほど浸します。
2. 手で優しく絞り、軽くしわを伸ばして日陰干しします。
3. 半乾きの状態で、裏面からアイロンをかけ布目を整えます。
② 裁断
何枚か作る時は、ぬいしろ付きの型紙があると便利です。
1cm方眼の工作用紙を使うと簡単に型紙が作れるのでおすすめです。
型紙を布の上に置き、シャーペンで輪郭をとります。その後、線に沿ってカットしていきます。
ロータリーカッターや定規、カッティングボードがあると作業が楽に行えますが、ない場合は裁ちばさみでカットします。
裁断はきっちり正確に。表布と裏布がぴったり合っていると縫製する時にきれいに仕上がります。
③ 縫製
表布と裏布を中表に合わせ、クリップもしくはまち針でとめます。
返し口を10cmほど残し、1cmのぬいしろで周囲を縫い合わせます。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしましょう。
次に角を裁ちばさみでカットします。
そしてアイロンでぬいしろを割ります。
返し口から表に返し、目打ちを使って角を丁寧に出します。
強くひっぱりすぎて、布を破かないように注意しましょう。
アイロンをかけて整え、端から3mmのところにステッチをかけます。
ランチョンマットの完成です!
④ アップリケ
さぁ、ここからが楽しいところ!
あー、どのアップリケも可愛くて迷うー。
いろいろ並べているだけでワクワクします。
子どもの発想っておもしろい!
魔女の新しい飛び方も発見。
危ない!後ろから手裏剣が飛んできたよ。
アップリケをつける位置が決まったら、あて布をしてアイロンでおさえます。
じゃじゃーん。完成です!
物語あふれる食卓に大変身。食事のたびに使うのが楽しくなりますね。
何パターンか作って、日替わりで楽しむのもおすすめです。
みなさんも想像と創造の世界をぜひ楽しんでみてくださいね!
※きれいに長く使っていただくために、洗濯する際はネットに入れて洗うことをおすすめします。
今回製作したランチョンマットの布はnunocoto fabricさんの生地を使わせて頂きました。